OBMとは

OBMとは組織行動マネジメント(Organizational Behavior Management)の略称で、行動科学の知見を組織へ適用する分野です。
組織内における個々人の行動を対象に、行動データに基づいたマネジメントを行います。
日本ではまだ知られていませんが、行動の原則に基づいた論理的で客観的アプローチは組織・行動改善へも強力に作用します。

OBM研究会とは

組織とは様々な人の行動の集積で成り立っています。
個々人の独立した行動から、組織内における集団行動まで、複雑で膨大な行動の中から何をターゲットとし、どのような改善アプローチを選択すればいいのかは非常に難しいです。
そこで本研究会では、組織と組織に属する個人の行動を対象に、ABA(応用行動分析学)という行動科学の観点から研究・実践していきます。
会の途中からのご参加やOBM・ABA初学者の方でも、歓迎いたします。
ABAに関してはこちらを参考にしてください。
https://millreef.co.jp/what-is-aba-management/

活動形式

ZOOMを用いて、1回2時間程度で毎月開催します。
コミュニケーションについては随時、Slackを用いて開催情報や資料提供、相談などを行います。
希望される方は、本ページのお問い合わせから参加の意をお伝えください。Slackのリンクをお送りします。

特別アドバイザー

竹内康ニ

紹介
明星大学心理学部教授
博士(心身障害学)、臨床心理士、公認心理師

専門はABA(応用行動分析)に基づく行動改善。
中でも、自己管理を用いた問題解決を得意とする。
自己管理を促進する際の具体的な手順として、「自己管理スキル支援システム」を提唱し、計画・実施・評価・分析・支援の枠組みで実践研究している。
詳しくはこちら:明星大学竹内康二

アドバイザー&講師

榎本 あつし

所属
株式会社MillReef(ミルリーフ) 代表取締役社長
一般社団法人日本ABAマネジメント 代表理事
一般社団法人行動アシストラボ 代表理事
社会保険労務士事務所オフィスネアルコ 所長

詳しくはこちら:https://millreef.co.jp/greetings/

八重樫 勇介
所属
株式会社MillReef:組織・行動改善コンサルタント
日本ABAマネジメント協会所属
日本行動分析学会
OBMNetwork
詳しくはこちら:Yusuke Yaegashi

矢野 浩史所属
一般社団法人行動アシストラボ 代表理事/研究員
詳しくはこちら:http://aba-labo.org/

 

内容

勉強編と実践編の2つがあります。
毎月、前半勉強会編1時間、後半実践会編1時間で開催しています。
個人や組織行動について、行動科学の観点から知見を深めていくこと、その知見を実際に行動改善へ適応することが目的です。
いくら知識やテクニックを学んでも、ご自身で実践し、専門家からフィードバックをもらうという過程抜きには身に着けることができません。
そこで本研究会では、知見や効果的な手法を紹介する勉強会編と、実際にご自身(または関係する組織)で行動改善に取り組む実践会編に分けて実施しております。
またSlackにて随時、質疑応答、文献紹介、研究紹介、実践上のアドバイスなどを専門家から得られます。

※参加費用は無料です

勉強会編

行動分析学を基軸にした、組織や組織に属する人の行動について、これまで集積されてきた知見や効果的な手法を共有していきます。
テーマは毎回異なりますが、徹底して「行動」に焦点をあてます。
基本的には講師陣が知見を提供しますが、外部へ講師をお願いする場合もあります。
毎月1時間で、参加者は発表を聞いた後、質疑応答の時間が設けられています。
発表テーマは固定されていませんが、以下のように組織行動マネジメントで頻出するテーマを取り上げています。
目標設定、パフォーマンス・フィードバック、問題の行動化、行動の測定、セルフマネジメントなど。

実践編

参加者自身・参加者の所属する組織・クライアントの組織を対象に、実際に抱えている問題や、改善したいことを1つ取り上げ、実践していきます。
下記ステップごとに、進捗を確認し、講師からのフィードバックを基に行動改善に取り組みます。
実際にデータも測定してもらいますが、専門知識等は必要ありません。
測定方法や分析など、専門性が必要とされる場合は講師側で積極的にサポートします。
最後まで継続して取り組み、行動原理に基づいた行動改善をしたい方であればどなたでも大丈夫です。

※一般的に、OBMで多く用いられる介入(改善)手法として、改善対象とする標的行動の特定、行動目標の設定、明確な行動情報の提示、パフォーマンス・フィードバックが用いられています。本研究会でも、これらに力を入れて実践していきます。

詳細な実践ステップは以下の通りです。

1、取り組むべき問題の共有と承諾 何を改善したいのか皆様へ共有していただきます。
共有するにあたって、事前に関係者の許可をお願いする場合がございます。
2、問題の行動化 具体的にどのような行動が改善されると、その問題は解決されるのか落とし込んでいきます。
測定可能で、成果につながる標的行動を見つけます。
実践者本人以外に、講師や参加者の方などから意見をもらい、1つあるいは複数の標的行動を決定します。
3、行動測定 現状の状態把握と行動改善のために、標的行動を測定していきます。
何を対象に、どれくらいの期間、どのように測定するのか、測定にかかるコストも含めて検討します。
4、ベースライン 現状どの程度標的行動が生起しているのか、測定した行動データをみていきます。
行動数だけではなく、傾向やバラつきがあるかも分析します。
介入に進むべきか、もう少し行動測定が必要なのか検討します。
5、介入案の検討 ベースラインの行動データや行動原理に基づいて、介入案を立てます。
個人の内面ではなく、いかに環境設定や工夫をしたら行動改善が起こるのか、行動科学の立場から考えていきます。
よく用いられる手法については※を参照。
6、介入実施 決めた介入案を導入します。
介入中も行動の測定は継続し、介入後で行動に変化見られたのか、リアルタイムで効果検討します。
行動データを基に、このまま介入を継続すべきなのか、別な介入案にしたほうがいいのか意思決定していきます。
7、事後分析 これまでの実践を行動データと共に振り返り、本当に介入の効果といえるのか、他により良い介入方法はなかったか、限界点と今後の展望について考察します。

倫理と誓約

本研究会の取り組み内容について、許可なく第三者に公表することはありません。
ただし、主催者側から他の学会や研究会などで取り組みの成果を公表させて欲しいとお願いする場合はあります。
その際は、実践者本人及び、実践対象となった個人・組織へ許可をいただけた場合のみ公表致します。

Q&A

Q, OBMやABA(応用行動分析学)について初心者なのですが大丈夫でしょうか?
A, 初学者でも大歓迎です。共に学び実践していきましょう。ただし、どうしても言っていることや用語がわからないということはあると思います。その際は、勉強会中であれば質疑応答時間に、普段であればSlackに質疑応答チャンネルを作っているのでそこでお聞きください。主催側が求めているのは、知識レベルの高い人ではなく、それを知識で終わらせず、実践しようと積極的な人です。
Q, 代表的な介入(改善)案を教えてほしいです
A, 一般的にOBMで用いられることが多いのは、①解決したいことを具体的行動へ落とし込み、②行動目標の設定、③遂行状況の測定、④遂行状況のフィードバックという組み合わせです。他にも、新しいスキルを教える際には、①やることの情報を伝える、②見本を見せる、③やらせてみる、④あっているかフィードバックという組み合わせ(行動スキルトレーニングという)もよく用いられます。これらはシンプルながら効果は強力です。ただし、それぞれのステップごとに対象者に合わせた工夫が必要になります。そのためには、行動の原理やデータに基づく論理的なアプローチが必要となります。
Q, 勉強会と実践会のどちらか片方だけ参加したいのですが、可能でしょうか?
A, もちろん可能です。どちらも同じ日に開催する予定ですので、それぞれの会のタイミングでZOOMに入ってください。
Q, 実践編の参加形式や参加後について知りたいです
A, 実践編への参加は、主催側が定期的にSlackにて募集をかけますので、その際にお声掛けください。主催・講師側の労力や実践会の時間等の都合がありますので、同時進行は3件を目安としています。また、参加後は講師とSlackでやり取りを進めていき、月1回の実践会で取り組みを共有していただきます。参加後まずは、解決したい問題や改善したいことをお聞きし、そこから講師と共に具体的な標的行動を決めていきます。その後は前述してある実践会編の流れをお読みください。参加にあたって、講師が可能な限りサポートしますので、知識レベル等は問いません。
Q, 途中参加でも大丈夫でしょうか?また、毎月は参加できないです。
A, 大歓迎です。勉強会では原則1回ごとに内容やテーマが異なるので、いつからでも話についていけると思います(学習レベルにもよりますが)。事前に内容を知りたい方は、問い合わせ後、Slackへ招待するので、そこで事前にお知らせいたします。実践会では、開始直後にこれまでの取り組みを軽く振り返りますが、基本的に毎月参加することを前提としています。ただし、これまでの会の履歴はSlackに記録として公開するので、そこをご覧いただけると概ね把握できます。
Q, 開催日は決まっていないのでしょうか?
A, 固定してこの日というのは決めておりません。約1か月周期で開催です。というのも、実践会で実際に講師と共に行動改善に取り組む”実践者”のスケジュールに合わせるからです。本研究では、改善事項を定め、行動データを取り、行動原則を基に客観的な解決策を見出していくことを重視しています。知識提供よりも実践に力をいれているため、実践に取り組んでいただける”実践者”の連続参加を貴重としています。ご了承ください。

ご参加とご質問

ご参加希望やご質問がある際はお気軽に下記よりお問い合わせください。

    

 

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