★開催概要
なぜ人は行動し、どのように変容していくのかについて、
ABA(応用行動分析学)という行動科学の観点から、初学者向けにわかりやすくお伝えします。
「なぜあの人はあんなことをするのだろう」「なぜ自分はこれが継続しないんだろう」
一般的にこのような際には、やる気がない、危機感がない、自覚がない、意識が低い…というように、その人自身の性格や人間性を原因にしてしまうケースがあります。
一見すると、これは行動の原因を説明したように見えます。
しかし、これには問題解決につながらないことと、個人攻撃してしまうという大きな2つの問題があり、問題解決に向けた適切なアプローチとは言えません。
対してABAでは、問題の原因が心やその人個人にあるとは考えません。
その人とその人を取り巻く環境とが上手くマッチしていないからだと考えます。
行動する前には何があるのか、ないのか。どういう工夫や補助があるのか。行動するにあたってのコストはどうか。情報や道具は十分か。行動した後にはどうなっているのか…
このように、行動⇄周囲の環境を丁寧に分析し、一貫した行動の原理に基づいて行動変容を行います。
★対象者
・人の行動について基本的な部分が知りたい
・望ましい行動を増やしたい
・どうやって行動変容させればいいか知りたい
・ABA(応用行動分析学)がどのようなものか知りたい
★セミナー内容
0. ABAとは何か
1. 人はなぜ行動するのか
●心を原因にせず行動を捉える
●行動と環境を相互的に見る
2. 行動の基本原理を知る
●行動の4原則
●ABC分析
●連続的・継続的アセスメント
3. 行動の確立と自立
●どのように行動を強化するのか
●自立のために必要なこと
4. 平均からの脱却
●個人差を大切にする
●理論ではなくデータで語る
★担当講師
八重樫 勇介
産業・組織領域における行動改善の研究者であり実践家。ビジネス世界ではコンサルタントとして現場の組織行動マネジメントを、学術世界では実践研究家として現場での行動データや実践報告を発表している。
活動経歴はこちら。
●専門
行動科学(応用行動分析学)に基づいた、人材育成、パフォーマンス向上、組織マネジメント、セルフマネジメント。
★受講形式
本セミナーはWEBセミナーです(zoomシステムを使用)。
セミナーへのご参加はインターネット環境が必要です。
また、オンラインによって配信された映像の録画、音声の録音等はご遠慮ください。
★日時や費用など
次回開催をお待ちください。