この度、一般社団法人日本ABAマネジメント協会は、すべて「はい/いいえ形式」の全34質問(約5分)のチェックで、あなたの組織の環境がどの程度パフォーマンス発揮へ寄与しているか知ることができる「組織パフォーマンス診断」をリリースさせていただくこととなりました。
この診断は、行動科学(応用行動分析学、組織行動マネジメント)の知見に基づいて分析され、診断結果はチャートと改善案が表示されます。
※クリックすると各カテゴリの診断結果のサンプルをご覧いただけます
無料でお取り組みいただけますので、この診断を活用して組織や個人のパフォーマンス向上の一助としていただけますと幸いです。
組織パフォーマンス診断の特徴
各項目は行動科学の知見に基づき、1項目ずつどこに要因があるか分析されています。34の質問にご回答いただくことで、「組織の環境がパフォーマンス発揮へ寄与している部分」と「改善が必要な部分」を詳細に測定することができます。
組織パフォーマンス診断では、「パフォーマンスを発揮するのにどれだけ適切な環境なのか」が数値化されます。そして、その結果に基づいて組織として何ができていて、パフォーマンス改善のためには何が必要なのか、アドバイスを受けることができます。
各パフォーマンスの発揮度について、「チャートによる視覚化」をすることで、組織の環境がどの程度パフォーマンス発揮に寄与しているか、より把握しやすくなります。また、改善すべきポイントが一目瞭然で分かります。
組織パフォーマンス診断を活用して実現できること
こういった企業様の声が多く聞かれます。
組織パフォーマンス診断をご活用いただくことで、組織の環境がどの程度パフォーマンス発揮へ寄与しているか知り、具体的な改善を行うことができます。
組織パフォーマンス診断の項目について
組織パフォーマンス診断では、以下の5項目について分析・測定を行います。
組織として求める成果、その成果へ繋がるために必要なパフォーマンスが十分に共有されているかどうか。また、業務の優先順位について統一した理解があり、パフォーマンスが発揮しやすいような工夫や補助があるかどうか。具体的かつ達成可能な目標が設定されているかどうか。
業務遂行に必要かつ適切なツールが行き渡っているかどうか。また、組織レベル・部門レベル・個人レベルでのプロセスが整理されており、業務工程や手順が整えられているかどうか。パフォーマンスを妨害している要因がないかどうか。
業務遂行をする上で、必要十分な知識を持っているかどうか。各業務に必要なスキルを獲得していて、スムーズに遂行できているかどうか。また、こういった知識やスキルを充実させるための訓練機会があるかどうか。
行動やパフォーマンスと、フィードバックや評価などの結果が適切に結びついているかどうか。自身や組織のパフォーマンス発揮の見える化ができているかどうか。
現状どのようなパフォーマンスがどれくらい発揮されているか客観的に把握できているかどうか。計測されたパフォーマンス結果をどのように振り返り、活用するのかまで決まっているかどうか。
組織パフォーマンス診断開発の背景
「パフォーマンスが発揮できていないのはやる気がないからだ」
このように断じてしまう企業や上司は決して少なくありませんが、本当にやる気の問題なのでしょうか?
パフォーマンスが発揮できていないことをやる気の問題としてしまうと「もっとやる気を出せ」ということしか言えなくなってしまい、いつ・どんな行動を・どれくらいやればいいのか・そのためにどのような環境を工夫すればいいのか、が分からなくなってしまいます。
そこで応用行動分析学では、このように「やる気」を原因にはせず、個人の行動を取り巻く環境に注目して改善を試みます。組織の環境がどの程度パフォーマンス発揮へ寄与しているか知ることで、対象者の行動を変容させる、つまりパフォーマンスを向上させることが可能となります。
ただ、組織の環境について一から分析し、改善していくのは容易ではありません。そこで、より多くの方にお使いいただけるよう組織パフォーマンス診断を開発いたしました。この診断を活用して組織や個人のパフォーマンス向上の一助としていただけますと幸いです。
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