行動を変容させようというとき、
その行動を具体的に定義しておく必要があります。
具体的にするためには、
「デッドマンテスト」
と、
「ビデオカメラテスト」
を使うとやりやすいのです。
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★ビデオカメラテスト。【行動分析学で人を動かす】
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ABA(応用行動分析学)でよく用いられる、
「行動」を見定める手法の一つ、「デッドマンテスト」というのを、
前回はお伝えしました。
https://i-magazine.jp/bm/p/bn/list.php?i=nearco&no=11&m=364
もう一つ、行動を決めるのに重要なチェックが、
「ビデオカメラテスト」です。
これは、その人をビデオカメラで撮影したとして、
それをモニター越しに見た人が「何をしているか分かる」程度に、
具体的になっているかどうか、
という目線でのチェックのやり方です。
また、こちらも簡単なワークで考えてみましょう。
【ビデオカメラテスト】
さて、次の事象は「行動」でしょうか。「行動ではない」でしょうか。
1 業務手順を理解する
2 効率化を徹底する
3 クレームをなくす
4 コミュニケーションを円滑にする
5 健康管理に気を付ける
さて、慣れてしまえば簡単なのですが、
なかなかすぐには、具体的かどうかの判断は難しいかもしれませんね。
解答は・・・・全て×、行動ではない。
になります。
「理解する」
「徹底する」
「なくす」
「円滑にする」
「気をつける」
というような表現は、
行動だと思われるかもしれませんが、
本当は具体的ないくつかの行動の積み重ねや集合したものを、
抽象的に表している表現なのです。
ビデオカメラで撮影した映像を見た人が、
「理解している」などと分かるでしょうか。
ちょっと難しいですね。
「答えを書いている」
「質問に全て口頭で応えている」
などと、もう少し具体的に落とし込んでいれば、
「理解している」と同様なことであっても、
ビデオカメラテストをクリアできるようになります。
このように、ビデオにとった映像を、
他の方がモニター越しに見たとして、
何をしているかが分かる程度に具体化する。
変容させたい行動をターゲットする際に、
とても重要なことなのです。
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★編集後記
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昨日はちょっとスケジュールに余裕がなく、
西武線の特急レッドアロー号に乗って移動したのですが、
まさかの寝落ち。
寝過ごしてしまいました。
特急なので、かなり先の次の駅。入間というところに到着です。
一駅10分、また特急レッドアロー号に乗って戻ることに。
それでも30分遅刻。お客様にご迷惑をおかけしました。
反省しております。
アラームなどかけないとですね。