一日おきに、
「A4一枚評価制度&小さな会社の人事戦略」と、
「行動分析学で人を動かす」
というタイトルに関するメールを、お送りさせていただいています。

いつでもこちらから配信停止(https://i-magazine.jp/bm/p/f/tf.php?id=nearco)できますので、
お気軽な気持ちで読んでいただければ、大変嬉しいです。

本日で連休は終わり。
最後のお休みモードで、と遅めの配信とさせていただいております。

本日は、ちょっと専門用語を二つご紹介。
「レスポンデントとオペラント。」です。

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★レスポンデントとオペラント。【行動分析学で人を動かす】
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ABA(応用行動分析学)は、その名の通り、
「行動」を科学する学問です。

そして、この「行動」には、
大きく2つの区分があります。

それが「レスポンデント」と「オペラント」。

わかりやすく一言でいうと、
「レスポンデント」は、反応による「行動」のことで、
「オペラント」は、自発的な「行動」のことと考えるとよいでしょう。

私は、「レスポンデント」は「レスポンス」に似ている、
「オペラント」は「オペレーション」に似ている、
と考えて理解するようにしました。

「レスポンデント」とは、例えば、
・熱いものを触ると、手を引っ込める
・寒いところに行くと、体が震える
・梅干を口に入れると、唾液が出る
というようなものです。

そして、「レスポンデント条件付け」とは、
本当は中性である刺激に対して、
上記のような反応を引き起こすものと一緒に提示することで、
行動を引き起こすように条件付けをすることです。

この例で有名なもので、
「パブロフの犬」があります。

エサを口にすると唾液がでるのは「レスポンデント」。
それに対して、ベルの音は、元々は中性で、
それだけでは唾液とは全く関連付けされていません。

しかし、いつも「ベルの音」と「エサ」を同時に提示することで、
そのうちに、「ベルの音」で唾液を出すように、
条件付けすることができるのです。

これが「レスポンデント条件付け」です。

無条件で、反応によって行動をしてしまうようになります。

これに対して、「オペラント」があります。
「オペラント」は、何かを提示して、
その反応によって、無条件で行動するのではなく、
自発的に自分から行動する「行動」のことを言います。

同じように、「オペラント条件付け」もあり、
この条件付けにより、自発的行動を増やすことができるようになります。

どのように条件付けるかというと、
行動の「前」に刺激を出す「レスポンデント」と異なり、
行動の「後」に刺激を出す条件付けのやりかたです。

ABAマネジメントは、
ほとんどがこの「オペラント条件付け」をするマネジメント手法。

ちょっと長くなってしまったので、
「オペラント」に関しては、
次回、明後日のメールにてお伝えしたいと思います。

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★編集後記
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いよいよ今日でGWも最終日。

休み中にやりたいことがたくさんあったのですが、
結局、あまり進まずに今日を迎えてしまいました。

ついつい、TVを見てしまったり、
二度寝してしまったり。

まだまだダメだなあ、
と反省しています。

今日一日、
せめて事務所の片づけだけはやっておくようにします。