なぜ、行動科学なのか?──“人が動く”マネジメントの鍵
2025年3月-4月に組織行動マネージャー養成講座を開催しました。
本講座は、行動科学を土台にしたマネジメント手法である、組織行動マネジメント(OBM: Organizational Behavior Management)を、理論と実践の両面から学ぶ講座です。
「やる気・意思・モチベーション」に頼らず、“行動”を見て、“行動”を変えるスキルを、現場のマネージャーやリーダーが手に入れることを目指します。
組織マネジメントに正解はない時代において、再現性のあるマネジメント技術が必要とされています。
現場で使えるフレームと実践知を学び、職場に行動の変化と成果をもたらす、それがこの講座が目指す価値です。
講座開催の様子をご紹介
今回の講座では、企業の経営者から士業の方まで、組織づくりに携わる多様な方々にご参加いただきました。
理論編とワーク編に分かれ、オンデマンドビデオでの講義だけではなく、職場での具体的な課題を題材にしながら「どうすれば自発的に動くのか」を共に考えました。
ワークでは、自社やクライアント組織の改善したい行動を明確にし、それに対する”行動のABC分析”や”強化の仕組み作り”を行いました。
参加者どうしのディスカッションも活発で、「自分が考えつかなかった視点が持てた」「他社の工夫が気になる」という声も寄せられました。
最後には、このようなOBM計画シートを作成し、具体的な行動変容の手がかりを得て、満足度の高い時間となりました。

参加者の声
講座終了後にご協力いただいたアンケートから、一部をご紹介します。
よくあるご質問
Q. なぜ「行動科学」や「OBM」が必要なのでしょうか?
A. 「やる気」「性格」といった曖昧な概念ではなく、実際の“行動”に注目してマネジメントできるのがOBM(組織行動マネジメント)の特徴です。組織の成果につながる行動を科学的に引き出す方法が学べます。
Q. 他のマネジメント研修と何が違うのですか?
A. 一般的な研修は“考え方”や“理想の上司像”に重きを置くことが多いですが、本講座では「行動分析学」の理論をベースに、職場で再現可能なスキルを実践的に学びます。再現性と実効性が大きな違いです。
Q. 行動科学や心理学の知識がまったくありませんが、大丈夫ですか?
A. はい、全く問題ありません。用語や理論は講座内で丁寧に解説します。しっかり学べば、誰でも実践できてこその行動科学ですので、ご安心ください。
Q. 修了後に職場で実践するにはサポートがありますか?
A. はい。希望者には、修了生向けの無料セミナーや個別相談、行動の測定・自動グラフ化ツール提供、事例検討会、受講者コミュニティへの招待などを用意しております。
次回開催情報・お申し込みはこちら
次回の講座は現在、以下の日程で開催予定です。
関心のある方はぜひお早めにお申し込みください。
●日程:2025年8月~9月
●会場:オンライン
●定員:最大10名