OBM(組織行動マネジメント)はABA(応用行動分析学)によって蓄積された行動原理に基づいて、組織内の個人またはグループのパフォーマンス向上に焦点を当てて組織改善を行う手法です。

応用行動分析学は学問としても確立されており、応用行動分析学を活用したマネジメントは、欧米では多くの研究結果に裏打ちされた効果の高い手法として広く普及しています。

OBM3つの強み

  • 徹底して行動データに基づくマネジメント
  • 行動科学に基づいた体系的なマネジメント
  • 個人差を前提としたマネジメント

    徹底して行動データに基づくマネジメント

    OBMでは行動データを測定することで組織改善を行います。

    現場で行われているマネジメントは「経験則や主観で判断する」「抽象的理論でどのように改善できているのか分からない」が散見されます。
    OBMでは、行動データによるマネジメントを行い、その考えは弊法人のキャッチフレーズである「見える行動、測れる向上」にも表れています。
    理論や理屈で終わることなく、徹底して行動の改善を目的とします。

    行動科学に基づいた体系的なマネジメント

    OBMは、応用行動分析学という行動科学が理論的背景となっています。
    メディアや書籍で紹介される多くのマネジメント手法は、理論的背景や実験的データがなく、著名人や大企業で上手くいった例を基に伝えられています。

    応用行動分析学は、動物実験を始め、教育や福祉、医療、スポーツ、企業など多種多様なフィールドで結果を成果を挙げている学問です。
    応用行動分析学のユニークな所は、一貫した理論、体系立てられたアプローチに基づいて実践されることです。
    OBMでも同様に、応用行動分析学の科学に基づいて、組織内の行動改善を引き起こします。

    個人差を前提としたマネジメント

    著名なマネジメントの中には、エビデンスがあるものもあります。しかし、その多くは一般的・平均的・確率的に効果があるかという基準になっています。
    この問題点は、個人差が配慮されないことです。
    私達は、一般的にどうかではなく、目の前の組織や人にとって有効な手法は何かを重要視します。
    どんなフィードバックが有効なのか、どんな接し方や報酬が行動を改善させるのかは人によって異なるのが当然です。
    ※行動を増やすような接し方や報酬を好子と呼びます。

    そのためOBMでは、個々人の日々継続的な行動を追いかけ、各組織に合わせたフィードバック体系や好子を見つけます。
    だからこそ、一人ひとりの具体的な行動改善から組織全体のパフォーマンス向上につなげられるのです。

 

当法人では、OBMの実践・研究をメインに活動しています。
OBMに興味・関心を持たれた方はぜひお問い合わせください。