一昨日のメールでお送りした、行動のお話。

「あとは、あなたが行動するかしないか次第です」

と言われるけれど、
その「行動」することが、なかなかできない。

でも、それは、
「やる気」や「意思」の問題ではなく、

1.具体的に行動が定義できていない
2.課題分析ができていない
3.行動レパートリーがない
4.「きっかけ」がない
5.「結果」がない
6.つまり「行動随伴性」がない

からである、というお話をしました。

本日は、「1.具体的に行動が定義できていない」について、
少し詳しくお伝えします。

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★行動を具体的に定義する。
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その1、「具体的に行動が定義できていない」状態は、
とても陥りやすいもの。

例えば、ダイエットを例にして考えてみましょう。

「ダイエット」というものは、
「行動」でしょうか、「行動」ではないでしょうか。

一見、「行動」のような気がしますが、
実際は、「ダイエット」というは、
いろいろな複数の行動が積み重なって成り立つ「成果」です。

「ダイエットする」
ということを頑張ろうと思っても、
なかなか実際の行動レベルでは起きてこないのです。

同じように、

「試験に合格する」
「男らしい人間になる」

も、行動のように感じますが、
性格には、行動ではなく「成果」です。

「成果」だけを目指して、どんなに頑張ろうと思っても、
何も具体的な一歩は踏み出せないままになってしまいます。

「ダイエット」であれば、

・ランニングする
・カロリーの少ない食事を食べる
・寝る前にスロトレする

など、具体的な行動を定義して、
それをいつ、どこまでやるかを決めていくのです。

「成果」と「行動」。

やろうと決めていること、
それが「成果」なのか「行動」なのかは、
実はなかなか見極めが難しいものです。

見極めの一つの判断として、

「いま、そこでやってみて」

と言われて、できるものか、
どうなのかで判断ができたりします。

「ダイエットして」と言われても、きっと戸惑ってしまいますが、
「ランニングして」なら、できそうですね。

このように、できるだけ具体的にしていくことで、
行動はしやすくなります。

そんな具体的な「行動ができる」人になるための、
WEBセミナーを予定しています。
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よかったら、ぜひ。

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★編集後記
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昨日から、本格的に2018年の仕事が始まった会社も多いのではないでしょうか。

私も、気合入れてお客様の所に訪問したら、
なんとアポイントの日にちを間違えていていました。

訪問の途中で、
お客様とのやりとりで気づいたので、
途中で戻れたのですが、
新年最初から、自分にあきれています。

まあ、お客様をすっぽかしたわけではないので、
逆ではなくてよかったと思っています。

今年がどうなることやら。

注意不足を直しましょう。
(これを、具体的な行動目標にしないと、ですね)