児童発達支援のスタッフ向けに、具体的な行動変容手法をお伝えしました。

新しく行動を獲得させるシェイピング、未熟な行動を補助するプロンプト、複雑な行動を分解する課題分析など、現場で使える実践的な内容がメインでした。

普段は個別でワークを行い、個別でフィードバックするのですが、参加人数が多かったため、ZOOMチャットを使ってのワークでした。

沢山の事業所で参加いただきましたが、オンライン化も慣れているようで、ZOOMでのワークもスムーズに行えました。

参加いただいた方からこのような感想をいただきました(人数ではなく事業所ごとの結果です)。

・普段、感覚的に支援しているが、ABAを学んで長期的視点で見ることが欠けているのに気づきました。つい、その場面を治まればいいと考えてしまっていた自分にも気づくことができました。
・現場では様々なお子さんがいるため、知識を実践に活かすためにも、日頃職員間で一人ひとりのアセスメントをしっかり行い、代替行動やシェイピングを共有していかなくてはと思いました。
・分化強化、プロンプト、課題分析などを教えていただき、日々の自分の支援はどうしているか考えながら聞かせていただきました。
・課題の設定について例を使って分かりやすく説明してくれたので理解しやすかったです。
・具体例が多く、事業所内での場面とリンクさせやすかったので、非常に参考になりました。

これらの感想から、机上の空論やテクニック集ではなく、日々の実践につながる内容だったことが分かりますね。
ABA:応用行動分析学は学問ですが、大学研究者や実験室だけの学問ではありません。
私達の何気ない日常生活、教育、ビジネス組織と様々な場面で活用できる学問です。
理論よりも、目の前の人の行動改善に興味がある人はぜひ興味を持っていただけると嬉しいです。

最後に、講師八重樫がいつも最後に伝えているメッセージで締めくくりたいと思います。

ABAとは、
「個人差を大切に、長期的・継続的な行動を、環境(支援者も環境の一部)との関わりの中で丁寧に見ていく」

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