いよいよ冬季オリンピック!

スポーツ観戦は大好きですので、
TVではありますが応援したいのですが、
なかなかそこまで時間を確保できず・・・。

夜はTVのダイジェストをはしごして、
観ることになりそうです。

がんばれ、日本!

さて、本日のテーマです。

—————————————————————————————
★強化スケジュールとは。【行動分析学で人を動かす】
—————————————————————————————

・毎回なのか、たまになのか。

行動した後に、好子が出現することで、
行動を繰り返すようになることを「強化」と言いました。

「強化スケジュール」とは、この「好子」が、
行動するたびに毎回出現するのか、
それとも2回に1回なのか。
それとも完全にランダムなのか。

どのような「スケジュール」で出現し、
どのように強化しているのかを表すのが「強化スケジュール」です。

【連続強化】
行動した後に、必ず好子が出現することを「連続強化」といいます。

・自動販売機でボタンを押したら、毎回ジュースが出る
・リモコンのスイッチを押したら、TVがつく
・家族に「おはよう」と言うと、必ず「おはよう」と返事が来る

【部分強化】
行動した後に、好子が出現することもあれば、
しないこともある場合を「部分強化」といいます。

・くじを引いたら、当たりになることもあれば、ならないこともある。
・欲しいものを、ねだったら、買ってくれるときもあれば、くれないときもある
・仕事で成果をだしたら、上司がほめてくれる時もあれば、ほめてくれないときもある。

面白いのは、「連続強化」よりも、「部分強化」の方が、行動は継続して、
消去されにくいという点です。

毎回、当たり前になるよりも、出たり出なかったりの方が、
いまはでなくとも次は出るかも、と学習するのか、
行動はなかなか消去されずに継続する傾向があるのです。

よく、部分強化はギャンブルに例えられます。
ゲームなどではまる場合もそうでしょう。

毎回当たったり、ご褒美がでると飽きてしまいます。

一方で、いつまでやっても当たりが出ないと、
行動は消去されてしまいます。

消去になるギリギリぐらいのところで、
大当たり!になると、おそらく一番「ハマる」のでしょう。

どんどん継続して行動してしまうことになります。

この、どれくらいのタイミングで、好子を提示すると、
どれくらい行動が継続するのかというのを、
「強化スケジュール」で実験していったりするのですね。

部下が、進んでどんどん行動をするようにさせるのが得意な上司は、
きっと部下を褒める「強化スケジュール」を、
絶妙なタイミングで活かしているのではないでしょうか。

—————————————————————————————
★編集後記
—————————————————————————————

やっと、修理に出していたノートPCが戻ってきました!

やっぱり練れていることもあって、
使いやすいです。

よし、これでバリバリと仕事をこなして・・・。

と、なればいいのですが、
仕事ができるかできないかは、ツールより前の段階での、
自分の「やる気」が問題かもしれないので。

あ、ABA(応用行動分析学)を推奨する行動分析家を目指していますが、
普段の会話とかでは普通に「やる気」とかは使ったりしています。

天文学者でも「太陽が昇る」って言いますしね。

コミュニケーションの場合には、
真理で話すのがよいわけでもなく、
もっと簡略化、概念化、たとえ話で話す方がスムーズなのだと思っています。